ユーカリと言えば、コアラ、コアラと言ったら、オーストラリア、オーストラリアと言ったら、ユーカリ・・・

永遠とループできるような気がするほど、ユーカリとコアラとオーストラリアは切っても切れない気がするのは私だけではないはず。実際、オーストラリアにはやっぱりユーカリの森がたくさん。
自然発火での山火事が起こったのも、ユーカリの揮発成分でっていう話ありましたね。
精油成分は引火性がありますのよ。

Quick Start Projectsさんによる写真ACからの写真 

第一印象は・・・種類が多すぎる

アロマの世界に限っていってもユーカリと名のつく精油を、10個くらいは知っております。
(昔は、一つだと思ってたけどね〜)
植物としても、変種を含めれば1000近いかもなんて言われてて。
って事は精油になってるのも、どの種類だかなんだか分からないかもしれないですね。

ユーカリとは、フトモモ科ユーカリ属(Eucalyptus)の総称なので、どのユーカリのこと言ってんだ?
ってのがアロマ業界の会話には出てきたりします。
薬理効果を期待する使い方をする時には、やっぱり成分が大事ですから。
ほとんどのユーカリは、同じ成分に対して期待するところがあるのですが、稀に
「全然違うやん!」ってマイノリティもいますの。

す〜っとした香り、が代名詞

「ほとんどのユーカリ」を前提に話すと、100人いたら98人は「す〜っと」と表現するでしょう!

香りって好き嫌いがあるから、人によって印象が全然違うのは当然のこと。
例えば、オレンジスイートを嗅いでもらっても

・甘くて美味しそう、ずっと嗅いでいたい
・瑞々しくて、爽やかで、リフレッシュできる
・安っぽい飴の匂いがする

という風に、いろんな表現が出てくるんだけど。
ユーカリだけはほとんどの人の共通用語「す〜っと」が出てきちゃうんだよね。
好きでも嫌いでも。

なので、す〜っとした香りです。

実は様々な商品にもなっているので何となく思いつきます?
つかなかったら、薬局へGO! できっと何か見つかるはず。
ちなみにもう一つのす〜っと。の代表格、ミントとはまたちょっと違うからお間違いなくね!

す〜っとするのは1.8シネオールという成分。風邪対策に!

精油の香りというは、成分の香りです。成分一個一個が香りを持っていて、それが集まって一つのユーカリという香りができるんですね。

で、その中のす〜っとを醸し出す香りこそ、「ほとんどのユーカリ」の主成分

酸化物類(オキシド類)の1.8シネオール(イチハチシネオール)

私は、この香りが大好きなんですが、す〜っとを越えてつ〜んと感じる方は、ぜひ穏やかな香りとブレンドしてみてください。受け入れられると思いますよ。

主成分である1.8シネオール。
得意な面が大きく3つ

・微生物(ウィルスや細菌)を弱めたり殺したりする
・呼吸器の不調を改善したり、働きを高める
・免疫力を上げていく

そうです!もうこれは完全に

「感染症対策」な訳ですよ〜!!!

コロナに有効かどうかは、まだまだ研究不足だと思われますので正直分かりませんが、私としてはかなり期待しておりますよ〜!!!植物はすごいですから。
*私の期待は外れる事もありますので、信用しないでね。

呼吸器が不調の時に、本能が欲します

私にとってこのす〜っとは、「呼吸器が不調」の時に本能が欲します。

それは、ダントツ「花粉」

私はスギからヒノキまで花粉の時期が長いのですが、ユーカリを一年で最も使う時期でもあります。
マスクにシュシュっとしておけば、呼吸がすぐに楽になる。
快適さがマシマシに。
頭もスッキリして、不快感が軽減。
*本人談

もちろん、風邪のひき始めや病み上がりにもとっても使いやすい一本。ただ、私が風邪をひかないだけのこと。
寝苦しい夜にも良いアイテムですよ。
オイルに希釈して喉元に塗布しておくと心地よい〜。
*本人談

あの「す〜っと」した香りが想像できれば、何となくイメージが沸くのではないでしょうか?
使用感は私の感想なので、全ての方に共通ではありませんので、あくまでイメージとして捉えてくださいね。

お子様には注意が必要

アロマテラピーは日々研究が進んでおります。
今まで大丈夫だった事が、やっぱりダメ〜って事もありますし、こんな事ができるよ!と言ってたものが、別にそうでもなかったわ。ごめんごめん。みたいな事も。

ユーカリの1.8シネオールも少しづつ分かっているところがあります。
お薬としても使われる成分なのですが、薬は「使用方法・量」がはっきりしている分、安全なのかなって最近思います。アロマテラピーとして、使用する方法や量は、全て使う人に一任されているので、場合によっては過剰な使い方になってしまう事もあるんですよね。
私も、花粉の時は使いすぎてるなって感じます。ですが、おおよそ自分にはこれくらいまで大丈夫。という事が分かっているので、その範囲で使用しております。

というわけで、このす〜っとした感じを小さなお子様に吸い込ませると、ちょっと問題ありありですよ〜!と言われるようになったのですね。
これは、やっぱり使用方法・量・頻度によって変わりますので一概には言えませんが、目安は出ております。
ここまで話しておいてその基準を書かないのは、その基準なら大丈夫!と思って欲しくないのです。
全ては個人差がありますので、目安にすぎません。

と少し怖い話をしましたが、ユーカリは通常の大人たちには使い勝手のよい精油であるのは間違いありません。

オーストラリアの友人の近くのスーパーでは、大きな容器にユーカリが入って売っておりますが用途として

・掃除
・筋肉痛
・喉の痛み

など書かれております。
郷に入った使われ方なんでしょうね。
ユーカリ→コアラ→オーストラリアは、まちがいないでしょう。

精油深掘り研究会 Vol.2
ユーカリと言う名の精油たち

アロマの教室としては、精油についてしっかり語りたい!と言う思いが強くなり定期的に精油を深掘りしていく講座を行います。
今回は、秋冬の感染症予防に役立つ「ユーカリ」についてお話しします。
たくさんの種類のあるユーカリ。全てが感染症予防に役立つ?アプローチが違う?
比べて見ると、ユーカリがよく分かりますよ。

こちらの講座の一部を、熊本に寄付します。

日時 2020年9月11日10時〜12時(11時半〜12時に終わります)
開催 zoom(オンラインで自宅で受講可能、zoom環境を整えてください)
費用 4000円(初めてご参加の方は事前お振込になります)
対象 アロマ未経験の方も、経験者も、どなたでもご参加可能です

お申し込みはこちらから→お問い合わせフォーム

あのんさんによる写真ACからの写真 

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